Illust Gallery
こちらのページでは、理悠さん描かれた『廻リ銀河ノ星列車』に関するイラストやラフ絵などを公開しています。
少しずつ増えていく予定ですので、お楽しみに!
廻リ銀河ノ星列車 -夏編- キャラクター案
天野 太一
太一は、主人公=イケメンとか、主人公=何かに秀でているとか、そういった法則をぶち破り、とにかく平凡を目指してました。
顔はもちろん、運動神経は多少良い方だけれど、その代わりバカ。女の子にもてるわけでもない。
クラスにひとりくらい、そういう子いたわ!って思い出されるような子です。
ちょっとやんちゃしたいけど、しきれない。何だかんだで母親の病院へ見舞いに行く根は素直な愛されバカです。
イラストでも、寝癖立ってます。この寝癖、お気付きの方いらっしゃるかな??
夏編の歌をよーく聴くと、太一が「やべ、寝癖!」って言ってるんですよね。そこに繋がってます。
こちら、理悠さんのアイデア! 太一のラフ案をいただいた時、初めからピンピン立ってて、おぉ!と思いました。
ちなみにブレザーは、私、古海が学ランよりブレザー派だからでございます。
皆川 七星
七星は病弱、色白な女の子。守ってあげたい……と思わせつつ、実はめちゃくちゃ芯が強い。
病に打ち勝とうと、幼い頃から必死に自分自身と戦い続けている子なんですね。
それでも、傍にある『死』という物に怯え、強く見せていながらも、脆い部分もある不安定な子です。
七星のイメージは黒いロングの髪! そしてシンプルな服装。これだけでした。
あ、あとイメージカラーが白、もしくは水色って事くらいでしょうか。
そんな少ない情報の中から、描き出していただいたのが、こちらの七星です。
可愛い。
グラデーションのかかったスカートには、よーく見ると星の柄が散りばめられています!
そして! さりげなーく太一のネクタイの色と、七星の髪を結んでいるリボンの色がお揃いなのです。
時間堂
胡散臭さNo.1。でも何故か愛されるキャラ、我らが時間堂!
神出鬼没でつかみどころがない、そんなミステリアスなところが愛されるのでしょうか。
出会ってしまったら逃げた方がいいと思います。逃げられるのなら、ですが…。決して悪い人ではないです。きっとたぶん。
一応、商売人ですので、身なりや髪型はきちんとしなければいけません。
派手さも控え、ミドルな紳士として描いていただきました。胸元のタイについている宝石は琥珀。時の流れを感じさせるものです。
この姿にアタッシュケースを持って徘徊……じゃなくて、外回りの営業をしています。モノクルは私の趣味!
ちゃんと時間堂という骨董店のような時計屋も営んでいます。そう、彼の名前は時間堂ではなく『時任』です。お忘れなく。
アルビレオ(橙星・蒼星)
銀河列車の導き手、双星のアルビレオ。双子ちゃんです。
夏編では映像が無い為、声を男の子と女の子に分けていますが、実際には明確な性別はありません。その為、ご覧のようにそっくりです。
オレンジ眼の方が橙星、青眼の方が蒼星です。
姿で悩んだのはオッドアイとなる、目の色。どの色が一番いいか、で悩ませていただきました。
最終的にはエメラルド色になりましたが、こんなにパターンがあったのです。
深紅、金、銀と。
ちなみに白鳥座なので、髪は鳥のようにふわっふわで、あほ毛立ってます。
雛みたいで可愛い。
これも理悠さんのこだわりのひとつ。ほぼ一発OKの子達でした。
織姫
絵からもにじみ出る、織姫の騒々しさよ……。というわけで、織姫様です。
アクセル全開ハイパーマックスハイテンション! それが織姫。
広く知られているキャラだからこそ、どんなふうにしてやろうか。
とキャラ作りに悩んだ思い出があります。
容姿の方は、一般的イメージほぼそのままです。頭の輪っかとか。
とにかく可愛く、ぶりっこ、はっちゃけて!と、理悠さんにお願いしまくった記憶が…… 全身像のいえーい!な感じが大好きです。
この織姫・彦星・デネブの夏の大三角形チームにはそれぞれイメージカラーをもたせました! 織姫はこの通り、ピンクです。
彦星
一見、堅物そうに見えて、実は全然違う彦星様。そして実は織姫絡みになると、ちょっとおバカな部分もあったり。恋は盲目ってやつですかね。
夏の大三角形が出てくるシーンは、とにかくはちゃめちゃに場をぶっ壊してやりたい!と思いまして~ その結果。
本当はデネブではなく彦星をストッパーにしようと思っていたのですが、いつの間にか彦星も暴走キャラになってました。
彦星のイメージカラーはブルーそしてまたさりげないこだわりとして、織姫の頭の紐と同じものを巻いてくれてますね。
着ている着物の柄も、とても似ているんですよ。…ある意味ペアルックか!
デネブ
夏の大三角形、最後はデネブ。
暴走カップルのストッパー役である彼女は、織姫の教育ママみたいな感じかな。
口調とか、落ち着き加減から、どうしても織姫の従者のように思えてしまうのですが、各星は独立した星。彼女は白鳥座ですから、決して従者ではないのです。
むしろ彼女がいないと橋かかりませんから、織姫彦星より絶対的優位にある人物ですね。
デネブに関しては、視線で悩みました。容姿はほぼすぐに決まったのですが、キャラ紹介で織姫彦星が呼び合っているのに対し、デネブも何かしなければ!と。
その結果、呆れてため息になったのです。他の角度から見ると、ホント美人。
金の目は白鳥をイメージ、髪についている花は白鳥花という可憐な白い花です。
すべて理悠さんアレンジ! いや、素晴らしい……。
この夏の大三角形チームのおかげで、少し中国の民族衣装の歴史について学べました。着ている着物、時代はバラバラです!!
ケイロン
ケイロンは、女性狙いの為に作り上げたキャラといっても過言じゃないです。
イケメンで文武両道で医療の知識もあって、もう完璧だよ!人懐こいくせに飄々としていてつかめない。ネコのような彼。心のうちは決して誰にも見せません。
夏編をお聴きになった方なら少しおわかりかと思いますが、冬編では彼が大きく関わってくることになります。お楽しみに。
ケイロンの容姿は、ほぼ固まってました。絶対金髪! 弓の使い手なので、アーチャーのような恰好。そして目深にかぶれるフード付きのマント。
これ、私のこだわりポイントです。マント重要! 物語上関係ないけど!
ちなみに武器、弓じゃなくてボーガンなんですよ。連射式の。弓だと狭い車内で持ち運び不便だろうな、という理由です。
連射式ボーガンは、実際中国に連弩という武器がありました。持ち運び用ではなかった気がしますが、そこはファンタジーということで。
ボーガンにも装飾ついて凄いオシャレだし……! 小さくて見えづらいですが、マント止めてるボタンも射手ですよ。隠れ○○を探してるみたい。
アンタレス
さそり星団の信頼厚い女首領、アンタレス。
強い女性は、男性だけでなく女性も惹きつける魅力があります。
実は大酒飲みで、自分の事に関しては、あまり他人の目を気にしないという点があるので、シャウラがいつも手を焼いている。なんていう裏エピソードもあったりします。
イラストでのこだわりは、やはり長い三つ編みですね。
これはさそりの尻尾をイメージ。燃えるような赤い毛もアンタレスという星そのものです。ちなみにこの三つ編みは、シャウラが編んでます。はい。
程よく引き締まった筋肉とスタイルの良さ、キツい瞳、デネブとはまた違う戦う強いお姉さんに仕上げて下さいました。
巻スカートの柄も和っぽくて好きなんです。
初めはマントがついていたり、武器が大剣だったりしましたが、狭い車内での動きやすさを重視した結果、今のスタイルに落ち着きました。
ミモザ
銀河における聖女ミモザ。南十字の番人であり、銀河の行く末を見守る者。
姿は幼いが、心は母性溢れる銀河の母という感じでしょうか。
神秘的な女神を想像しながら作り上げた人物です。
きっとすべてを見通す力を持ち、怒らせたら一番恐いタイプだと思います。
どこかの女子高のお嬢様みたいですね……。
容姿は白系のドレスに長い黒髪、これだけお伝えしていました。
そして仕上がった物がこちら! 神秘感溢れる聖女!
ただのストレートな黒髪じゃない! 後ろ、編まれてます。そして光放ってます。
オーラが違う……。本当は杖を持たせるかどうかで悩んだのですが、なくても現実世界の方じゃないってのがすぐにわかるので、必要ないな。となりました。
瞳も綺麗なグラデーションです。
シャウラ
シャウラは、初め女性でした。もう一つ言うと、アンタレスは初め男性でした。
アンタレスが女性になったので、シャウラが男性になった。
そんなエピソードのある、さそりの副長。さそり座の針の部分にあたる星の名をもつ人物です。だから別名『さそりの毒針』
冷静沈着、真面目で誠実。力はアンタレス以上、でも技術力はまだまだ。
アンタレスが大雑把な分、シャウラが細かい事に目を配ったり、アンタレスの身の回りの世話したり。バランスの良い関係です。
容姿に関しては、決まっていたのは、髪の色だけ。あとはすべて、理悠さんアレンジ! 顔横の三つ編みも然り。
髪型は2パターンあったのですが、弧ノ葉詩メンバー全員一致で三つ編みになりました! さそり星団が全員三つ編みしてるというわけではないですけど。
剣の柄部分のデザインや、さそり星団のマーク、腕章など、細かなこだわりがたくさん隠れています。腕章はもちろんアンタレスもつけてます!
ポロス
番人を守る衛兵。ポロスはとにかくガタイの良い、厳ついおっさんを目指しました。ポロスとミモザの主従関係は、想像するととても萌えます……!
ある意味父親(兄?)的な存在でもあるんでしょうね。
ミモザを守る為に自らの命すら投げ捨てられる覚悟を持つ、精神的にも肉体的にも、とても強いキャラクターです。
容姿はとにかく騎士っぽく。としかお伝えしなかったような気がします…。
しかーし! ご覧ください。この幾つもの戦場を戦い抜けてきた屈強の戦士のような彼を! 眼の傷のエピソードとか、考えたくなっちゃいますね。
その傷を負った時、ミモザはどう思ったのでしょう。
耳飾りはミモザとお揃いですね。剣も、南十字のように綺麗なクロス型。
色合いもミモザと合わせ、聖騎士のようになっています。
……オールバックって、いいですよね。
車掌(夏編)
決して客の前に姿は現さない。一番謎に包まれた鉄道職員のひとり、夏地区を担当する車掌さん。この道うん百年の大ベテラン。
はきはきしたしゃべり、案内の仕方、危機回避の能力などが評価され、数十年に一度行われる車掌コンテストにおいて、ベスト車掌賞を取得した人物です。
実は特にキャラクターのイメージがあったわけではなく、徐々に形が決まっていったキャラでもあります。
姿は、某アニメの車掌のような……。顔が見えないからこそ、固定的なイメージを作りたくなくて、こんな感じになりました。
でも、ほっぺにある白い柄、これは列車の車輪と同じ柄なんですが、そういったものや、帽子についてるエンブレムなどは、理悠さんがデザインして下さいました。完全マスコットキャラ!
銀河列車の駅の売店とかで、キャラクターグッズとして売り出されてそうな可愛さです。
ベテルギウス
オリオンの英雄ベテルギウス! 彼の性格云々に関しては、CDを聴いてからのお楽しみにしていただいて、容姿に関するお話をさせていただきます!
まぁご覧の通りの英雄様なので、とことん身なりには気を遣っているだろう、と思い、なるべくかっこいい人を目指しました。銀髪・赤眼は完全私の趣味です。
初めの案では、短髪Verもあったのですが、きっと彼は剣を振るった時の風による髪の流れ方とかまで計算してる、と思って長髪に。
またアンタレスの宿敵という事で、彼女が赤なら彼は青。青要素を取り入れる為、色々と試行錯誤していただきました。結果、上記5種類のバリエーションの中から、最終的に決定したのが下段の一番左です。
アンタレスの巻きスカートが和柄ぽいので、ベテルギウスもキラキラではなく、円の方で。腰マントは夜空のような綺麗なグラデーションになっています。
リゲル
ベテルギウスに仕えるオリオン星団の副団長リゲル。風のように動く彼は、ベテルギウスなみ、いやそれ以上の力を持つ影のリーダーです。
気配を感じさせないという事で、身軽な恰好のシーフスタイルになりました。ちなみに武器はダブルダガーです。シーフというよりアサシンか。
ベテルギウスに合わせて、髪は銀色。目は紫眼です。ケイロンといい、リゲルといい、裏があるヤツは目が紫化する。眼の色の案は理悠さんなのですが、たまらなく好みすぎて、私の好みを見透かされている気がしてなりません……!
リゲルにも青要素を取り入れる為、マントの色をグラデ化していただきました。決定案は一番右です。真ん中はちょっとチャレンジしてもらったんですけど、昔のアイドルみたいになりましたね(笑)
何気に髪のピンはねが可愛くて好きです。あと、非対称的なマントも!
車掌(冬編)
冬地区を担当する車掌さんです。ベスト車掌賞を狙っているが、列車自体、冬地区になかなかやってこないので、実力はあれど、発揮する機会が限りなく少ないという可哀想な人です……。
夏地区の車掌さんとは違い、大人な青年風に。すらっとした容姿と爽やかな笑顔で、女性客から人気があるようです。表情ないのにイケメンとわかる理悠さんの画力の凄さよ!
初めは髪が黒だったので、顔の色と区別をつける為に、3色の髪色を用意していただきました。最終決定は真ん中のグリーン。制服にも星が散っているという、おしゃれ感がたまりません。ちゃんと車輪も右頬についてます。
ちなみに、列車の運営会社には、基本この顔の社員たちがたくさんいるわけで……。見分けつけるのは、やはり髪の色と体格なんでしょうかね。想像すると、ちょっと恐いです。